今回はダイキンサービス部の取り組みについて紹介致します。読み進めるにあたり今回のテーマ「未来を創造してみよう!」に繋がる内容になっております。どうぞ最後までお付き合いください!
ダイキンサービス部は企業応対コンテストにおいて、メーカーで唯一「ゴールドランク認定」を取得しているコールセンターを有し、メーカー直下に組織しています。その取り組みや現場での試行錯誤など、普段はあまりスポットライトが当たることはありませんが一番大切にしている「サービス力」の源泉をお伝えします!
♯1 アフターサービス対応出来ない機械はお売りできません
空調機といえば、日常のメンテナンスや定期的な法定点検など、買って据え付けたら終わりではなく、整備が欠かせないものです。ダイキンではサービス部を自社に持ち、アフターサービスの出来ない製品の販売は辞退させて頂いております。
♯2 ダイキン製品は地産地消
ダイキンの製品は地産地消。地域の特性に合わせた製品を取り扱う為、海外などで取り扱っている製品は 日本で扱っている製品とは異なります。
東日本エリアのサービスソリューション事業拡大・サービス品質の強化について取り組んでいるサービスソリューションセンターのオフィスでは、若手エンジニアを中心に「夢プロジェクト」活動を行っています。これはムーンショット(Moonshot)という壮大な目標から逆算し、実現することで大きなインパクトをもたらす挑戦的な目標を考える取り組みです。ちなみにこのMoonshotという言葉は、米国大統領ジョン・F・ケネディが提唱したアポロ計画における人類初の月面着陸プロジェクト「ムーンショット」に由来しています。
取り組みを進める中、東京大学発のスタートアップ企業フェアリーデバイセズ社のConnected Worker Solutionデバイス、「THINKLET®」(シンクレット)が誕生しました!
「THINKLET®」(シンクレット)とは、東京大学発のスタートアップ企業フェアリーデバイセズ社が開発したスマートウェアラブルデバイス「THINKLET ®」およびテクノロジースタック※1と、ダイキン工業が開発中の業務支援Webアプリを組み合わせ、熟練したサービスエンジニアが遠隔地の作業者をサポートし教育できる遠隔作業支援ソリューションです。このソリューションにより、日本国内だけでなく、世界の作業者一人ひとりの技術力や判断力を向上させ、高効率で手戻りのない高品質な現場業務の実現と同時に、優れたサービスエンジニアの早期育成をめざしています。
※1様々なテクノロジーを集積し、個別的・統合的に機能させることができるAPIやAIエンジン等のプラットフォーム
<イメージ図>
実際には下の写真のようにメンテナンスの際に自由に両手が使えるように、首にかけて装着します。ひし形の部分に搭載されているカメラから状況を熟練者が遠方から確認できます。THINKLET®はSIM通信モジュールとマイク、スピーカーを搭載しているため、音声のやりとりもこのデバイスだけで行えます。
いかがでしたでしょうか? 今までにないほど、世の中はどんどん変化が早くなっています。空気だより事務局は商品開発はできませんが、その中でも自分、自分の周りの「お困り事」に目を向けソリューションを考えて提供していきたいと思いました。
次回は、東京大学のTSCP(東京大学サスティナブルキャンパスプロジェクト)様へお伺いし取り組みやお考えについてインタビューさせて頂いた内容を2回に分けてお伝えします!どうぞお楽しみに!
(関連リンク)
・ダイキンニュースリリース 東京大学とダイキン工業による「産学協創協定」の締結について。
・ダイキンニュースリリース 東大発ベンチャーのフェアリーデバイセズに出資し、協業を加速
・エアネットⅡサービスシステム(空調をベストコンディションに保ち、省エネ化機器の長寿命化を実現)